マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置について
マウスピース矯正とは
3Dシミュレーションで最終的な歯並びを作成し、現在の歯並びから完成までの歯並びの変化を細分化することでマウスピース型矯正装置が作製されます。
マウスピース型矯正装置は5〜10日ごとに交換して少しずつ歯を動かします。取り外しが可能なため、お食事や歯磨きは普段通り行えます。また、装置は無色透明なので装着していてもほとんど目立ちません。
マウスピース型矯正装置をおすすめする方
- 目立たない装置を希望
- 虫歯のリスクを減らしたい方
- 真面目にコツコツが得意な方
- 金属アレルギーの方
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)について
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)とは
アメリカのアライン社による、歯並びを治すためのマウスピース型矯正装置です。世界で約1400万人(そのうち400万人が若年者)の方々が使用してきました。日本では2006年頃より治療が開始されました。
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)の特徴
- 歯にやさしく、歯が動きやすいような材料を求め260以上の材料の試作が行われています。
- 予想される歯の動きを考慮したシミュレーションを行うことができます。
- アッタチメントと呼ばれる突起を歯の表面に付けることによって、より正確な歯の動きを実現することが可能です。
※なお、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)の
メリット・デメリット
メリット
- 透明な装置なので目立たない
- 食事の際に外せるので、硬いものが食べられない等の食事制限がない
- 複雑な装置が付かないので、歯磨きがしやすい
- 治療通院回数を少なくできる
- 金属アレルギーでも使用可能
デメリット
- 1日20時間以上の使用が必要
- 適応症例が限られる
- 間食や水以外のものを飲食する場合には外す必要がある
当院のマウスピース型矯正装置治療の特徴
マウスピース型矯正装置治療で大切なこと
他の治療でも同様ですが、矯正治療を始める前にしっかりと精密検査を行い、分析診断を行います。ここがとても矯正治療には大切です。
医院選びでお悩みの方へ
矯正治療を専門とする歯科での治療をおすすめします。最初に出来上がってくる3Dのシミュレーションは矯正医が作ったものではないので、完成図が完璧でなかったり、不可能な歯の動きとなっていたりします。
そこでシミュレーションを修正していく訳ですが、矯正医でないと歯の動きの予測は難しく、作成した完成図が予測実現性の低い計画になってしまうからです。また、歯が思うように動かなかった際にも、ワイヤー治療を行える矯正医でないとリカバリーができません。
マウスピース型矯正装置で
よくあるご質問
矯正治療と一緒にホーム
ホワイトニングもできますか?
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)の場合、アタッチメントといわれる白い突起が歯の表面についていますので、アタッチメントがついた状態でホワイトニングを行うとアタッチメントを除去した際に、色むらとして出てきてしまうのでおすすめしておりません。
プラスチックのマウスピース型矯正装置をはめるだけで、本当に歯が動くのでしょうか?
ただはめるだけでなく、浮いている箇所があればシリコンのチューブをしっかり噛んで入れるようにします。また、ゴムの使用をお願いすることもあるので、使用時間・使用方法を守って頂くなど、ご協力いただくことが必要です。
1日のマウスピース型矯正装置の
装着時間はどのくらいですか?
20時間以上の装着が必要です。
他院でマウスピース型矯正装置は適応外と
言われた場合でも適応できますか?
矯正医により治療方針が分かれることはあり得ることです。まずはどのような状況か確認させて頂き、お答えできればと思います。
対応しているメニュー
- フル full (通常矯正)
大臼歯を含めた歯列全体を治療できる矯正方法です。幅広い歯並びに対応することができます。
- マウスピース型矯正装置(インビザファースト)
小児のお子さま対応のマウスピース型矯正装置です。ご希望される方はぜひご相談ください。
マウスピース型矯正装置治療の
流れ
カウンセリング
検査
精密検査(写真、型取り、レントゲン写真)を
行います。
診断
検査結果と治療法をお伝えさせて頂きます。
ご相談のうえ、治療方法を決定します。矯正を始めるという大きな決断になりますので、契約書をお持ち帰りいただき納得いただいたうえで次回の治療開始の際に契約となります。
治療開始
口の中の状態を口腔内スキャナーを用いて再現します。そのデータを送信し、マウスピース型矯正装置の発注を行います。マウスピース型矯正装置がクリニックへ届いてからいよいよ治療開始です。
保定
マウスピース型矯正装置での治療であっても、ワイヤーでの治療同様に矯正治療後にきれいな歯並びをキープするためのリテーナーが必要になります。
マウスピース型矯正装置
(製品名 インビザライン 完成物薬機法対象外*)
当院ではマウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)の有効性を認め、治療法として導入しておりますが、医薬品医療機器等法(薬機法)において、いまだ承認されていない医療機器となることから、その使用に際しては医療広告ガイドラインにより必要情報の明示を求められております。
①未承認医薬品等であること
マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)は薬機法において承認を得ていない医療機器になります。薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)のサポートソフトであるクリンチェックおよび光学スキャンに用いている口腔内スキャン装置iTero Elementは薬機法上の承認を得ています。
②入手経路
マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社(Align Technology, Inc.)の製品の商標製品です。当院ではその日本法人であるインビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
③国内の承認医薬品等の有無
マウスピース型矯正装置のメーカーは国内外に多数あります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)以外に国内で薬機法上の承認を受けているものは複数存在します。
④諸外国における安全性に係る情報
マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。これまで歯科矯正に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。
⑤医薬品副作用被害救済制度の対象外であること
マウスピース型矯正歯科装置(製品名インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。